本記事の内容
「宅建の合格率どれぐらいなのかな。自分にも受かるのかな」
「難易度のイメージが分からない」
こんな疑問を解決します。
本記事の内容
・宅建の合格率はどれくらいなのか
・宅建の合格率が低い理由
・宅建の難易度ってどれくらいなの
・他の資格などと比べてみた
本記事の信頼性

大学在学中に宅建に出会い、5ヶ月間の勉強の末、一発合格。
宅建を武器に就職活動し、現在に至ります。資格についてブログ執筆中。
この記事では宅建の合格率と難易度について解説します。
実際に、わたしは本記事でご紹介する考えを念頭において、宅建一発合格することができました。
この記事の読むことで、宅建の合格率や難易度をイメージすることができます。
資格の難易度を理解することは合格のカギ。
「自分にもできるのかな?」と思っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
宅建の合格率はどれくらいなのか

宅建の合格率をさっそく確認しましょう。
それでは、解説していきます。
試験の前提をおさらい
試験の前提を確認しておきます。すでに知っている方は、読みとばしてください。
- 毎年10月実施(1年1回のみ)
- 試験時間2時間
- 受験資格なし
- 出題数50問
- 4肢択一式(マークシート式)
宅建の合格率
さっそく、過去の合格率を確認しましょう。
宅建の合格率
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
令和3年度(10月) | 209,749 | 37,579 | 17.9% |
令和2年度(12月) | 35,261 | 4,610 | 13.1% |
令和2年度(10月) | 168,989 | 29,728 | 17.6% |
令和元年度 | 220,797 | 37,481 | 17.0% |
平成30年度 | 213,993 | 33,360 | 15.6% |
平成29年度 | 209,354 | 32,644 | 15.6% |
平成28年度 | 198,463 | 30,589 | 15.4% |
平成27年度 | 194,926 | 30,028 | 15.4% |
宅建の合格率は、約15〜18%。合格率は安定しています。
100人いて、15人しか受からないの?
無理ゲーじゃん。。。
宅建の合格率が低い理由

宅建の合格率は、なぜ低いのでしょうか。
合格率が低い理由
- 相対評価
- 試験範囲の広さ
- 受験資格がない
合格率15%とむずかしい試験に感じますが、正しい勉強すれば十分合格可能です。
それぞれ解説します。
相対評価
理由1つ目は、相対評価です。
資格試験には「絶対評価と相対評価」の2つの合格基準があります。
絶対評価
受験者のレベルに関わらず、一定点数以上で合格可能
(例)70点以上で合格
問題の難易度によって合格率が大きく変動してしまう
相対評価(宅建はこちら)
問題の難易度が難しくても合格率が安定している
(例)全体の上位20%が合格
受験者の上位○○以上に入らないと不合格に、、、
(点数よりも上位に入れるかが重要)
宅建の合格率は約15%の相対評価なので、上位15%に入らないと合格できません。
極端な話をすれば、受験者の15%が弁護士だったら、一般受験生は全員落ちます。
(まず、ありえませんが笑)
いくら点数がよくても、受験者の上位に入る必要があるため、難しいといわれています。
試験範囲の広さ
2つ目は、試験の広さです。
宅建には大きく4分野から出題されます。
- 民法
- 宅建業法
- 税、その他
- 法令上の制限
結論、範囲広さ挫折する人が多くいます。なんとなく勉強しても試験範囲を網羅できません。
計画的に勉強する必要があります。
独学もできなくないですが、範囲の広さに挫折しやすいです。
受験資格がない
老若男女だれでも受験可能です。
「実務経験◯年以上」など受験資格があるものと比べて、受験ハードルが低いため、受験者数が増加します。
受験者増加の原因
- 記念受験
- なんとなく受験
- 会社で強制的に受験
- 願書だけ出して会場に来ない人
- 試験日までに勉強間に合わなかった人
上記のような人が多くいるのが、宅建試験の特徴です。
宅建の難易度ってどれくらいなの

勉強したら合格できるのはわかったけど
難しさのイメージが分からないなぁ
宅建の難易度について「他の資格」「大学レベル」を元に、
イメージしましょう!
宅建士の難易度
宅建の勉強時間
- 100時間程度(不動産勤務などの経験者)
- 250時間程度(民法など知識がある人)
- 300時間程度(完全初学者)
- 350時間程度(独学者)
ざっくり、これくらいです。
宅建の難易度は、国家資格としては比較的簡単な部類ですが、決して簡単ではありません。合格率は約15%だけあり、ある程度勉強は必要です。
完全初心者でも、300時間程度勉強しておけば、合格ラインです。350時間も勉強できれば、十分合格できると思います。
繰り返しになりますが「がむしゃら」はしないで下さい。正しい戦略を。
参考までに難易度を比較します。
他の資格と比較してみた
宅建に近いレベルの資格と比較してみました。
あくまでも、難易度をイメージするための偏差値です。
資格名 | 勉強時間(h) | 偏差値 | 一言メモ |
宅建 | 300h | 56 | 法律資格の登竜門 |
管理業務主任者 | 250h | 53 | マンションの資格 |
マンション管理士 | 500h | 63 | マンション資格の最高峰 |
日商簿記2級 | 300h | 57 | コスパ最強資格 |
TOEIC 600点 | 300h | 56 | ー |
ビジネス実務法務検定2級 | 100h | 49 | 会社に関する資格 |
FP2級 (ファイナンシャルプランナー) | 100h | 48 | 宅建よりはかなり易しい資格 |
FP3級 (ファイナンシャルプランナー) | 60h | 42 | お金に関する鉄板資格 |
大学で例えると
大学偏差値を元に、宅建を当てはめた場合のイメージです。
偏差値の性質がまったく異なりますが、参考までに。
こんな感じです。
MARCHほど難しくないですが、ある程度は勉強しないと合格はきびしい資格となります。
まとめ
今回は、宅建の合格率・難易度についてご紹介してきました。
記事内でもお伝えしましたが、正しく勉強すれば誰でも合格可能です。
反対に、なにも考えずがむしゃらに勉強すると、試験の範囲の広さにやれれ落ちます。
安心してください。当ブログで、初学者に向けて情報発信していきます。
今回は以上です。